Tencentは先日、毎年恒例のTencent SingaporeによるGames Open Day 2024を開催し、その中で基調講演パネル「Behind the Screens: Exploring Career Pathways in the Gaming Industry (画面の裏側で: ゲーム業界におけるキャリアパス探求)」を行った。
学生、教育関係者、パートナーなど150人を超える満場の聴衆を前に、ゲーム業界のリーダーやエキスパートがゲーム業界でキャリアをスタートさせる際のとっておきの秘訣を披露した。
1. ゲーム作りに必要な仕事は色々ある
このパネルにはDigiPen Institute of Technology SingaporeのMichael Thompson、TrueWorld Studios Pte LtdのDon Baey 、そしてLevel Infinite (Tencent Games)からCharles Yuchen Zhang とVictoria Hoが参加した。
パネリストたちはそれぞれの経験談を交えながらゲーム業界の仕事といっても多種多様であり、ストーリーライティングやマーケティング、コミュニティマネジメントからデータ分析、事業開発、金融まで、さまざまな業種に活躍の場があることを強調した。
この点でゲーム業界は映画業界に通じるところがあるのは興味深い。たいていの人は映画製作というと俳優のことしか思い浮かべないが、俳優の仕事というのは製作全体からみると氷山の一角にすぎない。それと同じように、ゲーム開発はコードを書くだけの仕事ではないのだ。
「[ゲームが]プロダクションからパブリッシングへと漕ぎつけるまでの過程は、さまざまな業務に支えられているのです。」
Victoria Ho
2. ゲームの仕事をするならシンガポールは最高の街
シンガポールは文化のるつぼという特色をもった都市であるだけでなく、有名パブリッシャーも独立系スタジオも大きなチャンスを見出せる場でもある。当地のゲーム方面のエコシステムにはゲームスタジオやパブリッシャーのみならず、政府組織や学術機関も加わって、地元の才能ある人材がゲーム業界に入りキャリアアップしていくための機会を提供するべく積極的かつ継続的な取り組みを続けている。
「シンガポールはきわめてグローバルなエコシステムを持ち、洋の東西をつなぐハブでもあるため、多くの国際企業を引き寄せています。」
Michael Thompson
3. 常に学びと成長を
ゲーム業界におけるロールの多様さから話題はさらに盛り上がり、業界を目指す学生への実践的なアドバイスにも及んだ。そのひとつは「強いポートフォリオを作る」だった。
ただの消費者で終わってはいけない。クリエイターになるんだ。
Don Baey
また、生涯学び続ける姿勢を持ち、つぶしのきくスキルを身に着けることの重要性も指摘された。例えばデータサイエンティストのチャールズは、データを分析し、それに基づいた判断を行うという自分のスキルはどの業界でも通用するし、ゲーム業界も例外ではないと述べた。
ハードコアゲーマーになる必要はない。何かひとつの分野に特化してしっかりしたスキル基盤を身に着ければいい。
Charles Zhang
4. 人脈を築く
VRやAIといった新興分野は変化が速いので、好奇心を絶やさず、柔軟に適応し、オープンな思考を持ちつづけることで、新しい機会が現れたときにすぐさま利用できる姿勢を保つことが学生にとっては大切だとパネリストたちはアドバイスした。
最後のアドバイスは「業界内に人脈を作ること」だ。ネットワーキングや能動的なアプローチはのちのち生きてくる。こういうイベントは手始めに最適だ!
あなたもゲーム業界をめざしているのなら、ゲームに携わる仕事をしながら最新のテクノロジーに触れてスキルを磨けるTencentから始めてみるのはどうだろうか。このエキサイティングな業界で、つながりを築き共に成長していこう。
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本イベントを成功させられたのは、共同開催者であるDigiPen Institute of Technology Singapore、およびInfocomm Media Development Authority (IMDA)とSingapore Games Association (SGGA)のサポートのおかげである。心から感謝を申し上げたい。