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Digital Extremeは新作『Soulframe』の広大な世界で何を目指すのか

カナダ、オンタリオ州ロンドン — 『Warframe』の開発元であるDigital Extremesの次なる新作MMORPG『Soulframe』が大きな期待を集めている。 

前作とは一転してファンタジー世界が舞台となり、プレイヤーはEnvoyと呼ばれる守護者として自然界に調和を取り戻す責務を担うことになる。その過程では、広大な世界を長らく蝕んできたさまざまな敵と対決することになるだろう。

Soulframe Preludesゲームプレイ映像

『Soulframe』は『Warframe』と同様、さまざまな機会や出来事が待ち受ける広大な世界に焦点を置いている。プレイヤーはソロで、あるいは他のプレイヤーとパーティを組んで、危険なダンジョンを探検したり、辺境で気のいい人々の集落を見つけたりすることになる。多彩で穏やかな世界を旅する中で、さまざまな能力を開花させ、より大きな危険にも立ち向かっていけるようになる。

Level InfiniteはTennoCon 2024の数日前にDigital Extremes CEOのSteve Sinclairから、新たなファンタジー世界を創造する過程や、年内開始予定のSoulframe Preludeオープンベータにプレイヤーが期待できる内容について伺ってきた。

明るい希望に満ちたファンタジー世界へ

『Soulframe』の世界では、プレイヤーは精霊と契約を結ぶことで魔法や高度な戦技を授かる。 

開発陣はこの着想をスタジオジブリの映画から得たという。特に自然と人間の対立と、それを乗り越えた両者の世界の融和という希望を描く「もののけ姫」にインスピレーションを受けたそうだ。

Sinclairによれば、本作は『Warframe』とは全くの別世界を舞台としつつも、クリエイティブ面で強いつながりがある。とはいえ、独自のストーリーテリングとトーンでより個性的なロールプレイング体験の提供をめざす。

『Warframe』は小粒ながらキラリと光るコンセプトから始まって、プレイヤーからのフィードバックが増えるにつれどんどん大きく育っていった作品でした。本作もそれと同じ道をたどるのではないかと思います

Digital Extremes CEO、Steve Sinclair

「これは『Warframe』の姉妹プロジェクトといってもいいゲームです。同じ基本プレイ無料のアクションRPGで、キャラクターの成長に焦点を置いています。この秋にはPreludeをもっとパブリックな形で体験してもらえればと考えています。」 

「『Warframe』は小粒ながらキラリと光るコンセプトから始まって、プレイヤーからのフィードバックが増えるにつれどんどん大きく育っていった作品でした。本作もそれと同じ道をたどるのではないかと思います。」とSinclairは言う。

開発陣にとって何より重要だったのは『Soulframe』を他のファンタジーゲームとは対照的なものにすることだ。多くのファンタジーゲームが暗く陰鬱なトーンを志向する中で、『Soulframe』は明るく希望に満ちた方向性をめざす。 

さまざまな派閥が対立するこの世界では、自然そのものさえ人間に報復しようとしている。プレイヤーたちEnvoyの使命は、そうした派閥の間に融和をもたらすことだ。

『Soulframe』のナラティブは『Warframe』とは異なるものになる

『Warframe』はさまざまなキャラクターの視点からプレイすることになるが、『Soulframe』はそれとは対照的に、ひとりのEnvoyとしてのロールプレイを掘り下げていく。複数のキャラクターを使い分けるのではなく、ひとりのキャラクターで冒険の旅をしながら、新たな契約、ロードアウト、外見カスタマイズを手に入れて自分だけの主人公に育て上げるのだ。 

主人公とメインプロットとの結びつきも強くなっている。本作は主人公の子供時代から始まり、大人になるまでの過程をたどりながらメインストーリーへ移行していく。プレイヤーが自分のペースで世界を探索しクエストをこなしていくという点は、伝統的なアドベンチャーRPGの流れに近い。

プレイヤーが自分のペースで世界を探索しクエストをこなしていくという点は、伝統的なアドベンチャーRPGの流れに近い。

戦闘面でも対照的だ。高速で流れるように戦場を飛び回る『Warframe』に対し、『Soulframe』の戦闘はよりタクティカル志向になる。ソウルライク系アクションRPGのように、ドッジやパリイで攻撃をよけながら武器や魔法で攻撃することが求められる。

本作に登場する敵の一種

世界のさまざまな派閥やキャラクターがどのように関わり合っているのかは、プレイヤーがこの世界を探索するうちに解き明かされていくだろう。巨大な狼のマウントを手に入れれば、旅路はさらにはかどるはずだ。

EnvoyはNightholdという活動拠点を持っている。これは霊的な領域で、いつでもテレポートで戻ることができる。Nightholdには旅を助けてくれる主な味方がおり、自分のキャラクターをカスタマイズすることもできる。

味方に話しかけよう

『Soulframe』は『Warframe』と同じくキャラクターのカスタマイズに力を入れている。防具は別のものに取り替えられるし、武器を持ち替えさせることで戦闘スタイルも変えられる。

新たな精霊との契約を結んで能力を解放すれば、大地により大きな影響力を振るえるようになり、やがては世界で最も恐ろしい敵たちと対決できるまでになる。

本作をいち早く体験するには

TennoCon 2024では開発元から、本作の初期バージョンを『Soulframe Preludes』という形でより多くのプレイヤーが体験できるようにすると発表された。 

「『Soulframe』に集った人々のコミュニティは、私たち開発陣に多大なインスピレーションを与え、あらゆる取り組みの支えとなってくれています。」と、SoulframeコミュニティマネージャーのSarah Asselinは述べた。「今後は新規プレイヤーの受け入れをさらに増やしていくつもりです。また開発の進捗状況は定期的にDevstreamsという形でお知らせしていきます。幾重もの謎に包まれた『Soulframe』の全貌を、一枚ずつベールをはがすように明かしていくのが楽しみでなりません。」

現在、『Soulframe Prelude』は少数のプレイヤーによるクローズドベータテストを行っている。この秋からは参加枠をさらに増やす予定で、PC版をいち早く体験したい人は公式サイトから招待待ちリストに登録できる。 

『Soulframe』は現在開発中で、PCおよびコンソールで基本プレイ無料ゲームとしてのリリースを予定している。

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