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モバイルとeスポーツで変わりゆくMENAのゲーム業界

モバイルゲームとeスポーツはMENA (中東と北アフリカ)におけるゲーム市場の成長を推進する2つの起爆剤になっている、と5月のDubai GameExpo Summitで業界関係者たちは語った。

市場調査会社のNiko Partnersによれば、この地域でゲームをプレイするのに最もよく使われるデバイスはスマートフォンで、87.2%のゲーマーが使っている。ゲームでの利用時間の長さではモバイルが他のプラットフォームより突出しており、週平均8.7時間に達する。

ドバイのGameExpo Summitで発言するLevel InfiniteのMENAカントリーマネージャー、John Lacey

Niko Partnersのアナリスト、Mohamed Zaherによれば、MENA地域のゲーマーの71.5%がeスポーツをプレイまたは観戦しているという。

モバイルへの集中は「パブリッシャーにとっての一つのモデルとして大いに支持できるものだ」とLevel InfiniteのMENAカントリーマネージャー、John Laceyも同意した。彼はまた、ユーザーがスマートフォンでゲームを発見することがこの地域のゲーム産業発展の推進力になっているとも述べた。

官民からのeスポーツ投資

「各国政府は非常にオープンな姿勢で対話を求め、機会を模索しようとしています。彼らはよりマクロな視点から、ゲームとゲーム業界がもたらしうる大きな効果を見据えているのです。

これが業界にとって大きな追い風となっています」とLaceyは述べた。

サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド」は、サウジアラビアをゲーム大国へ押し上げるべく、ゲーム産業に380億ドルの投資を始めた。

この投資はeスポーツの賞金プールを引き上げ、注目を集め続けることに寄与してきた。だが金だけで成功を達成することはできない。

そこで、この投資は業界の優れた人材を集めるのにも使われている。Level Infiniteはこの地域に拠点を確立することで、現地でまだ培われていないノウハウをもたらした。

また、地元出身者を雇用することで外国人の視点からは得がたい洞察も得られた。「現地のリソースをフル活用し、適切な比率で人材を採用すれば、成功はつかめるはずです」とLaceyは述べた。

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