マニラ(フィリピン) — Honor of Kings Invitational Season 3の決勝戦は、最終セットまでもつれ込む緊迫した接戦の末、Nova EsportsがNongshim RedForceを下して今大会の覇者となった。この輝かしい戦果によってNova Esportsは、賞金総額30万USドルから10万USドルと、チャンピオンの称号を獲得した。

今大会では、試合のダイナミックさを高める目的でグローバルバン&ピックという革新的なルールが導入されたため、使われたヒーローは71種類という多岐にわたった。
最終セットは頂上対決という特別ルールの下で行われ、序盤で勢いに乗ったNova Esportsが猛攻の末18分でついにNongshim RedForceの防御を突き崩して勝利をつかんだ。フィリピンにあるSM North EDSAのBlock Atriumで、熱狂する地元の観衆を前に行われたこの試合は、大会史上屈指の激戦として記憶されるものになるだろう。
決勝MVPには、卓越した戦いぶりでチームを勝利に導いた、Nova EsportsのNicholas “Xuan” Ng Kai Shuanが選ばれた。
試合結果:記憶に残るトーナメント
Honor of Kings Invitational Season 3は、すべてのステージにエリミネーションが存在する緊張感の高い形式で12チームが勝ち残りを争った。Gen.G Esports、Alpha7 Esports、Kagendra、Rough World Eraはグループステージで敗退し、それぞれ賞金1万ドルを獲得した。
プレーオフは上位8チームによるシングルエリミネーション形式で行われた。つまり、負ければその時点で賞金1万5千ドルを持って脱落となる。
勝者 | 敗者 |
---|---|
Blacklist International | Impunity |
Nongshim RedForce | Elevate |
Nova Esports | AG Global |
Team Vitality | Bigetron Esports |
プレーオフ1日目
プレーオフ2日目
韓国のNongshim RedForceは3日目、地元勢Blacklist Internationalに0-3の窮地に追い込まれたが、怒濤の大反撃により4-3で奇跡の逆転勝ちを決めた。
Nova EsportsもTeam Vitality相手に苦戦したものの1-3の劣勢から巻き返し、7セットの大接戦の末、決勝進出を勝ち取った。
プレーオフ3日目
決勝:壮絶な決戦
決勝戦はベストオブ7形式で、両チームによる総力戦となった。序盤はNongshim RedForceが一気に3-1のリードを稼いで優位に立ったものの、Nova Esportsは着実な反撃で3-3のタイまで巻き返した。
Nongshim RedForceのドラフトは孫策、大司命、不知火舞、白龍、ドリア。Nova Esportsは関羽、大司命、不知火舞、公孫離、少司縁をピック
Nongshim RedForceはNova Esportsを突き放しきれないまま高台のタレットを3基すべて失い、ダークタイラント付近での戦いに負け、18分でついに敗北した。
Honor of Kings eスポーツ:2025年のロードマップ発表
7月のEsports World Cupに向けて、新たな地域プロリーグが発足する。既存のKPL (中国)とCHOKBR (ブラジル)に、PKL、MKL、IKL、WKS、KME、KMWの6つが加わることになる。

狙いは世界各国のプレイヤーにハイレベルな競技機会をより多く提供することであり、『Honor of Kings』はエコシステム拡大のため1,500万USドルを投資している。
これらプロリーグの頂点を決める2大トーナメントとして、6月にはHonor of Kings World Cup (KWC)がサウジアラビアのリヤドで開かれ、11月にはHonor of Kings International Championship (KIC)が行われる。

アマチュアの裾野を広げる取り組みとして、Open SeriesのSplit 4を開催するほか、新たにCampus Seriesを立ち上げる。これは92か国、賞金総額10万USドルで行うアマチュア大会だ。
Level Infiniteグローバルeスポーツセンターのシニアディレクターであるジェームズ・ヤンは次のように述べた。「Nova EsportsのHonor of Kings Invitational Season 3優勝を心からお祝いします。Honor of Kings eスポーツのエキサイティングな発展を示す歴史的な瞬間を見せていただきました。Honor of Kingsを真に世界的なエコシステムに育てていくため、今後もまだまだ沢山のイベントを計画していますので、どうぞお楽しみに。」