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『V Rising』正式ローンチの内容をいち早くご紹介

『V Rising』の早期アクセス開始から1周年が過ぎ、「グルームロットの秘密」アップデートを世に送り出して、Stunlock Studiosの開発者たちにはようやく一息つける時期が訪れた。だが、闇に果てしがないように、彼らの仕事もまた尽きることがない。正式ローンチを2024年第2四半期に控えて、やるべきことはいくらでもある。そんな中、開発陣は秘密のとばりを少しだけめくってこの壮大なヴァンパイア・サバイバルゲームにこれから置かれる強固な基盤をファンに垣間見せてくれた。

ゲームエンジンのアップグレード

『V Rising』はまだ早期アクセス段階だけに、開発途上の部分も色々とある。例えば、舞台となるヴァルドランを形づくり動かしているゲームエンジンも実験的なものだ。これは多くの利点をもたらしたが、開発工程に影響を及ぼしたところもあった。

幸い、Stunlockによって最近改良のめどが立ち、「安定性を高めサポートを充実させたバージョン1.0」が開発中だ。これは最適化を進めて「ゲーム体験を一層スムーズにする」という。まもなく正式リリースを迎えるこのゲームにとっても、マシンパワーをフル活用したいプレイヤーにとっても朗報といえる。

また開発に使われている各種ツールも完成度が上がり、レベルやゲームプレイデザインの検証や調整も、迅速かつ効率よく、より体系的に行いやすくなった。

『V Rising』1.0の開幕に向けて

Stunlockでは、2024年第2四半期に『V Rising』を正式リリースすることを目標に、着々と準備を進めている。技術、デザイン、アートなど、あらゆる方面で開発してきたものを結集し、ゲームのヴィジョンを作りあげようとしている。正式版は開発陣が胸を張って送り出し、ファンを喜ばせるような「完全なヴァンパイア体験」になるだろう。

「正式版の『V Rising』は、私たちが年来温めてきたヴィジョンと、その間に貴重なフィードバックから取り入れてきた改良や方向性を融合させたものになります。思わず引き込まれる冒頭から衝撃のフィナーレまで、ヴァルドランを駆けめぐるプレイヤーの旅路は、隅々まで充実した、魅惑的なものになるでしょう。」とチームはコメントした。

正式ローンチは新たな始まりでもあり、その後も追加コンテンツやアップデートが予定されている。ヴァルドランにはこれからも流血が絶えることはない。だがまずは、1.0リリースで予定されている実装内容を少しだけご紹介しよう。

支配者にふさわしい領地を

『V Rising』の物語をフィナーレに向けて進めていくには「もっと壮大な舞台」が必要だと開発陣は考えた。そこで新エリアが追加されることになった。プレイヤーは聖なる山脈を越え、闇と氷に閉ざされた土地へ、その地で最も恐ろしい捕食者のなわばりへと足を伸ばせるようになる。新たな対決が待ちかまえる場所で、勝利をめざすことは捕食者の頂点に至る道にもなるだろう。

究極の捕食者には、それにふさわしい装いが必要だ。というわけで、外見に関する機能に大幅な見直しが入ることになった。服装を細部の形までカスタマイズし、色とりどりに染色もできる。死者の王にふさわしい姿を、プレイヤーそれぞれの思いどおりに作りあげられるのだ。城の建築にも大きく手が入る予定で、かねてから要望が多かった、椅子に座る機能もついに実装される。

旅路に新鮮さと刺激を

早期アクセス段階からすでに多くの者たちがヴァンパイア社会の頂点へと昇りつめていったが、プレイには常に新鮮味と刺激も必要だ。そこで、スペルをゲームの序盤から使えるようにすること、特に新しいスペルの習得とVブラッドの使用の関係を見直すことが検討されている。

「これは敵の能力を吸収して自分のものにする感覚を味わえなくなるということではありません。むしろ、その感覚を楽しみつつ、今よりもっと柔軟なゲームプレイが可能になります。細部はいま詰めているところですが、この変更には他にも利点があります。例えば、新しいVブラッドをデザインする際にそれに合わせたスペルを考えたり、その逆を行ったりする必要がなくなり、発想をどういう形で実現するかの自由度が広がります。そうなると、ゲームのあらゆる段階でビルドの幅が広がりますし、私たちは創作衝動にかられたときにいつでもスペルやVブラッドボスを追加できます。」とチームは説明した。

プレイに新鮮味を添える試みとして「リアルタイムイベント」も導入される。これは他のヴァンパイアと戦い、あるいは協力しながら貴重なリソースを集めるイベントだ。まだテスト段階ではあるが、将来的には「ヴァルドランのいたる所でイベントが動的に発生して活気をもたらす」状態をめざしているという。

『V Rising』は現在、Steamで早期アクセス配信中だ。

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