Skip to main content
戻る

Sharkmobが考える「楽しさ」 – 『Exoborne』のアポカリプス

ファンタジーとビデオゲームはいつだって、決して縁遠い存在ではない。例えばエクストラクション・シューター分野では、超巨大嵐に挑む『Exoborne』がある。スウェーデンのSharkmobスタジオがThe Game Awards 2023で発表した最新プロジェクトだ。

『Exoborne』はPC版とコンソール版で開発中のはタクティカルオープンワールドシューターで、脅威は他のプレイヤーだけでなく、世界そのものからも、命にかかわりかねない過酷な悪天候という形でやってくる。巨大な竜巻や稲妻の嵐が、隙あらばプレイヤーキャラクターを八つ裂きにしてやろうと待ちかまえている。

だがプレイヤー側も無防備ではない。彼らが操作する生存者は「リボーン」と呼ばれ、強化スーツ「エグゾ・リグ」を使うための適性を持っている。エグゾ・リグには強力な武器や便利な機能が搭載でき、この引き裂かれた世界で環境を活かしたプレイを可能にしてくれる。グラップリングフックがあれば垂直移動ができるし、パラシュートがあれば空中で交戦し嵐に乗ることもできる。チームを組んだときも、ソロで行動するときも役に立つ。 

チームプレイ用のオプションがある点が『Exoborne』のならではの売りだとだとSharkmobスタジオの共同設立者、Martin Hultbergは語る。

「突入し、目標を達成するか問題を解決し、そこから脱出するまでがミッションです。共闘も敵対もできるという事実が、資源を求めてやってきたプレイヤー同士の遭遇を興味深いものにしてくれます。そこからは友達に語りたくなるような瞬間も生まれることでしょう。」とHultbergは言う。 

ゲーム内で遭遇した人や状況に対し、どのような選択をするかによってプレイヤーのたどる道の展開が個々に変化するという、不確定要素も存在する。

「そして、スクリプトに仕組まれない体験があります。それこそが本物の思い出、真に記憶に残る瞬間です。NPCたちへどのように接し、彼らのミッションへどのように関わっていくかはプレイヤーひとりひとりの選択次第です。ですから、他のプレイヤーがどういうストーリーや謎を発見したか、コミュニティで情報交換する楽しみもたくさんあります。」

PvEもPvPもできるという点で、Hultbergが言及したナラティブの進化は、メインストーリークエストでもサイドコンテンツでも楽しめるものになるだろう。それらの合間に参加できる、ダイナミックなパブリックイベントやグループミッションもあるし、キャラクターや武器やエグゾ・リグについては、カスタマイゼーションやアップグレードのオプションが用意される。

「正式ローンチ前にはテストを実施する予定ですので、ぜひプレイヤーの皆さんにご協力いただければと思っております。しかしリリースは私たち開発陣にとって、旅の終わりではなく始まりです、皆さんと一緒にこのアポカリプス世界へ立ち向かっていきたいです。」と、Sharkmobのエグゼクティブプロデューサーはコメントした。 

Sharkmobスタジオはスウェーデンのマルメを拠点とし、2017年に設立された。AAAの経験を持つベテラン開発者たちに加え、経営陣にも他の有名スタジオで5年以上の経験を積んできたHultberg共同設立者などを擁する。2022年にスタジオ初のタイトルとして『Vampire: The Masquerade – Bloodhunt』をリリースした後は、オリジナルIPの開発へと舵を切った。『Exoborne』は目下開発中の2本のプロジェクトのひとつである。Sharkmobはこの作品で「ゲームは楽しむためにある」という設立以来変わらぬ理念を体現するゲームを提供していくことをめざす。

Back to top