Skip to main content
戻る

58番目のWarframe「Koumei」は日本文化を前面に押し出したデザインに

『Warframe』の最新メジャーコンテンツアップデートは、Digital Extremesから日本文化へのラブレターともいえる内容になっている。

先日の東京ゲームショウ2024で発表された「Koumeiと五つの定め」アップデートは、リリースから11年になるこのタイトルに58番目のWARFRAMEを実装し、新たなナラティブ要素を追加するほか、多数のクオリティ・オブ・ライフ(QoL)改善を行う。

Level Infiniteは東京ゲームショウで『Warframe』クリエイティブディレクターのレベッカ・フォード氏とコミュニティディレクターのメーガン・エベレット氏にインタビューし、新章のデザイン方針や着想の源について伺った。

賽の目で運命を操るKoumei

「『Warframe』は長年、日本文化にから多くの影響を受けてきました。これは毎年コンベンションへ足を運び私たちに会いに来てくれる日本のプレイヤーの皆さんへの感謝でもあります。」とフォード氏は言う。

「Koumeiと五つの定め」のメインキャラクターであるKoumeiは「賽の乙女」の異名を持ち、衣装や武器も運命をコンセプトとしたデザインになっている。

紅白の着物を重ね腰に帯を締めた姿を思わせるいでたちは、巫女(日本で神社に奉仕する女性の聖職者)のイメージを織り込んだ結果だ。 Koumeiのプレイは確率が大きな要素となる。賽で特定の目を出すと攻撃が強化されるのだ。スキル名自体もKumihimo (組紐)、Omikuji (おみくじ)、Omamori (お守り)、Bunraku (文楽)などと、日本の伝統文化にちなんだものとなっている。

フォード氏によるKoumeiのスキル解説動画:

「日本文化を取り入れるにあたっては、十分にリサーチを行い、敬意をもって適切な形で扱うよう留意しました。」とフォード氏は語った。

また「Koumeiと五つの定め」日本語版トレーラーでは多才な俳優、津田健次郎をナレーションに起用している。津田氏は東京ゲームショウのWarframeブースにも登場し、ファンを大いに沸かせていた。

年末は「Warframe: 1999」が満を持して登場

Koumeiアップデートを一通り終えた後には、次の大型アップデートが年内にやってくる。

7月にTennoConで発表された「Warframe: 1999」は、Warframeの装甲を脱いだテンノたちの人間としての素顔を明かしファンを驚かせた。

(関連記事: 『Warframe』新拡張では1999年に遡るタイムトラベルストーリーが展開)

東京ゲームショウのWarframeブースでは、「1999」の登場人物たちが特大ポスターで大きく貼り出され、ArthurやAoiのコスプレイヤーも登場した。

Aoiの声を担当するAlpha Takahashi氏も訪れて人々を賑わわせていた。

また「1999」の最新ゲームプレイ映像を収録したティーザー動画も公開され、ArthurとScaldraの対決や、Arthurの愛車である1999 MK III Atomicycleを見ることができる。

『Warframe』を始めたばかりで新コンテンツにすぐ馴染めるか不安だというプレイヤーもいるかもしれないが、コミュニティディレクターのエベレット氏によれば、開発陣はあらゆるプレイヤーにとって常にバランスのとれたゲームになるよう調整を続けているという。

「例えばリソースをひとつ廃止するといった単純な変更でも、周回の負担を減らし、かっこいい新アイテムに早く手が届くようにする効果があります。私たちは新ビルドを出す時のルールとして、必ず何か1つは新規プレイヤー体験を改良することにしています。」とエベレット氏は語った。

この思想については、エベレット氏がTennoCon 2024で詳しく語っている。

『Warframe』序盤にも「1999」のデモが追加され、新規プレイヤーにもストーリーラインを追っていく意義が分かるようになる。

「Koumeiと五つの定め」アップデートは10月2日から配信が始まっており、「Warframe: 1999」のデモは10月16日以降、ゲーム内からアクセスできる。年末予定の正式リリースに乞うご期待。

Back to top