マレーシアのクアラルンプールで、世界各地から集まった13チームが賞金総額300,000米ドルを賭けて覇者の座を競うHonor of Kings Invitational S2が始まる。
このトーナメントは6月29日から7月7日にかけて開催され、東南アジアからはインドネシア、マレーシア、フィリピン、ミャンマーの6チームが出場する。
会場国を代表するのは、マレーシア予選を勝ち抜いたLGD Gaming MYと、SEAラストチャンス勝者のTeam Secret。
インドネシアからは同国予選勝者のKagendraのほか、SEAパートナーシップチームとしてRRQことRex Regum Qeonが招聘された。
フィリピンからはBoom Esports、ミャンマーとカンボジアからは予選勝者Impunityが出場する。
世界の強豪も降臨
このトーナメントには、Honor of Kings Invitational S1で優勝したブラジルのVivo Keyd Stars、トルコのFUT Esports、アルゼンチンのIsurus、フランスのTeam Vitality、サウジアラビアのR8 Esports、ブラジルのLoops、香港/中国のAll Gamers Globalも参戦する。
Level InfiniteのHonor of Kings東南アジアパブリッシング・eスポーツ統括責任者であるGaga Liは次のようにコメントしている。
「東南アジア各地から才気あふれるHonor of Kingsプレイヤーチームを、来たるHonor of Kings Invitational Season 2へ迎えられることを大変楽しみにしています。マレーシアのクアラルンプールで開催される本大会は、各チームが世界を代表するトップチームの数々を相手に実力を証明し、この大舞台で勝利をつかみとる腕前があることを示す機会になるでしょう。それこそがまさにHonor of Kings Invitationalシリーズを立ち上げた目的なので、私たちとしても大変うれしく思います。」
「各チームが世界を代表するトップチームの数々を相手に実力を証明する機会」
Liは加えて、「思わぬドラマや熱いせめぎ合い、そして友情が展開されることでしょう。6月29日の開幕が今から待ちきれません。」とも述べた。
注目はマレーシアのTeam Secret
Team Secretは開催国からの出場チームというプレッシャーにも負けず、決勝進出を狙う。
マレーシアのHonor of Kings eスポーツチームは中国以外では最強クラスで、今大会ではその実力をHonor of Kings Invitational S1覇者のVivo Keyd Stars相手に証明することを目標としている。
マレーシアのHonor of Kings eスポーツチームは中国以外では最強クラス
そのためにはまずグループステージを突破しなければならない。インドネシア代表のKagendraやアルゼンチン代表のIsurusとの対決が待っている。
Team SecretはSEAラストチャンス予選を突破してHonor of Kings Invitational S2への出場権を手に入れた。予選決勝ではNova Esportsを激戦の末3-2で下した。
Team Secret自体はeスポーツ界では以前から知られた組織だ。複数のeスポーツ競技ゲームにチームを送りこんでいて、特にDota 2チームは有名だ。しかしHonor of Kingsチームは最近結成されたばかりである。4月に結成されてまだ2か月、ベテランプレイヤーと新人が入り混じる構成だ。
キャプテンAng “Yuhan” Aik Yeongが率いるこのチームの『Honor of Kings』プレイ歴は平均4年。一番の若手はミッドレーナーのChong “Loong” Khean Loongで、この大会では腕前を披露する機会を狙っていることだろう。
「Kagendraのプレイはインドネシア予選で見ましたが、Isurusのほうはあまりよく知りません。しかし、狙いどおりの成果を挙げられるという自信はかなりあります。」とTeam SecretのHonor of Kingsマネージャーは語った。
Kagendra側もTeam Secretを意識している。「Team Secretを倒さなければなりません…チャンピオンの座を勝ち取るためにベストを尽くす所存です。」とKagendraのコーチAlbert “Kyoka” Reinaldoは言う。
一筋縄ではいかない世界のライバルたち
プレーオフに進出しても油断はできない。RRQ、Boom Esports、All Gamers Globalといったダークホースが待ちかまえているし、トーナメント常連のLGD Gaming MYやVivo Keyd Starsとも対決することになる。
「僕たちはとにかく一つ一つの試合に集中し、着実なプレーで、立ちふさがるものすべてに100%の力をぶつけていこうと考えています。でも、あえて夢を語るとすれば、決勝はTeam SecretやLGD.MYとマレーシア勢対決になればいいなと思います。」とPangはコメントした。
観戦方法:試合方式、会場、賞金
Honor of Kings Invitational S2の試合の模様はHonor of Kings公式YouTubeチャンネル、Twitch.tv、およびアプリ内ライブTVでストリーミング配信される。
- グループステージ:6月29日~7月2日 午後2時30分(GMT+8)
- クォーターファイナル(準々決勝):7月4日 午後4時30分(GMT+8)
- セミファイナル(準決勝):7月6日 午後4時30分(GMT+8)
- ファイナル(決勝):7月7日 午後5時30分(GMT+8)
会場はマレーシアのクアラルンプール、Sunway Velocity Mall。賞金総額は300,000米ドルとなる。
優勝チームには100,000米ドル、準優勝には40,000米ドル、3位には25,000米ドルがそれぞれ進呈される。
しかしそれより重要なのは、上位8チームにはリヤドのEsports World Cupにて開催されるHonor of Kings Mid Season Invitationalへの出場権が与えられるということだ。
最新の試合結果やスコアはHonor of Kings公式ウェブサイトでチェックできる他、公式ソーシャルチャネルにも投稿されるのでフォローしておこう。
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出場チーム一覧
- All Gamers Global (香港、中国)
- Boom Esports (フィリピン)
- FUT Esports (トルコ)
- Isurus (アルゼンチン)
- Impunity Esports (マレーシア)
- Kagendra (インドネシア)
- LGD Gaming (マレーシア)
- Loops (ブラジル)
- R8 Esports (サウジアラビア)
- Rex Regum Qeon (インドネシア)
- Team Secret (マレーシア)
- Team Vitality (フランス)
- Vivo Keyd Stars (ブラジル)
『Honor of Kings』について
『Honor of Kings (オナー・オブ・キングス)』は世界で最も人気のあるMOBAで、登録ユーザー数は2億人を超え、1日に1億人以上のプレイヤーがログインしてチーム対戦のスリルを楽しんでいる。
開発はTiMi Studio Groupが手がけ、きめ細かく作り込まれた個性豊かなキャラクターたちとバトルフィールドデザインを特色としており、ハンス・ジマーや久石譲、ハワード・ショアといった世界的に有名な作曲家たちによる音楽がプレイヤーを独創的で彩りに満ちあふれた世界へと誘う。
基本プレイ無料で、課金の有無にかかわらず公平に勝つ機会を与える方針を掲げている。勝負はプレイヤーがどれだけ課金したかではなく、腕と作戦しだいで決まるのだ。
本作はeスポーツも盛んで、アマチュアによる草の根大会からプロがしのぎを削る世界大会まで、さまざまな形の競技が行われている。詳しくは公式サイトを参照されたい。